無線歴史展示室指導の横須賀高校SSH研究グループが研究発表・受章
情報通信研究機構(NICT)「オープンハウス 2019」

2019年6月22日(土)、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開催した「オープンハウス2019」(会期:6月21日(金)~22日(土))の「学生によるポスターセッション」において、YRP無線歴史展示室が指導する神奈川県立横須賀高等学校のSSH事業(注)の1コースで研究活動をしている同校の生徒2グループが、研究発表を行いました。(注:文部科学省によるスーパーサイエンススクール(SSH)指定・支援を受けて実施される科学技術系人材の育成事業)

「素粒子アクシオンによる量子通信の研究」は、素粒子がすべての物質を透過するという特性を利用し、地球の裏側との直接通信や、深海と陸上との直接通信、さらには月の裏側と地球との直接通信を可能にしようとする研究です。また、「第5世代携帯電話の主課題を根本解決する研究」では、5Gの主体であるビームフォーミングが、多数のアンテナを利用するにもかかわらず、データは1系統に絞られるという課題に対し、ベースバンド内に疑似伝搬路を複数設けてデータ多重化を実現し、また、massive MIMOのM×M MIMOの場合に対向するアンテナの数に限定される課題に対して、対角線上の伝搬路を補強して利用することにより、Mの2乗のデータ多重化を実現するとしたものです。(4×4 MIMOでは16多重、16×16 MIMOでは256多重となります。)

両研究はいずれも高い評価を受け、「素粒子アクシオンによる量子通信の研究」が未来ICT研究所所長賞を、「第5世代携帯電話の主課題を根本解決する研究」がアイデア賞をそれぞれ受賞しました。

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ポスター発表を行った生徒達との記念撮影

文責:無線歴史展示室 太田