横須賀リサーチパーク  Yokosuka Research Park
ゾーン5

真空管の発達と歴史

電波を効率よく安定的に送信と受信をおこなえるデバイスが真空管です。

真空管とは、電流の制御や増幅を行うことができる電子管のことで、限りなく真空状態に近いガラス管の中にフィラメントと電極を収めた構造をしています。フィラ メントに電流を流すと熱電子が発生し、電極に向かって移動します。この作用を利用して整流や電流の増幅・制御を行うことができます。

ガラスの内側に黒くならないスジができます。







Keith R Thrower 著 History of the British Radio Valve to 1940


左から テニスボール型、ナス型、ST管(2本)、GT管(2本)、MT管、NuVista管


旧海軍マークの刻印の真空管各種

横須賀海軍工廠は真空管の研究開発も行い、メーカーは海軍マークを刻印した真空管を納入しました。


旧日本海軍マーク
(物品表示用)

1940年代には真空管が発達して、より高い周波数の無線通信が可能になっていきました。最初は、中波・短波だけだった通信は、超短波・極超短波と今の携帯電話の周波数まで使えるようになりました。


海軍92式特受信機改4

1940年頃、潜水艦搭載用として開発された受信機。 動作、操作性がよいため、海軍の全艦船や陸上局で使用されました。

20kHz-20MHzで使用されました。

米陸軍 PRC-10 FMトランシーバー

1950年頃 陸軍野戦用として開発された送受信機。MT管16本使用。
38MHz-55MHzで使用されました。


電波方位探知機
1959年光電社製
KS-321UA

高性能無線受信機
高周波1段, 中間周波2段
ダブルスーパーヘテロダイン
1939年 米国製 Hallicrafters社製 S-20R
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