2023年6月27日(火)、「働くことはどういうことか」をテーマとした総合的な学習の一環で横須賀市立野比中学校の2年生約130人がYRPを見学し、YRPセンター1番館、YRP無線歴史展示室、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)ワイヤレスネットワーク研究センター、株式会社ニフコの4か所を訪問しました。

透明な防音壁で遮られた2室に分かれてのNICT見学
ニフコでは一般には非公開となっているショールームを見学

「YRPがどのような場所であるのかを知る」「見学を通じて社会で活躍する大人の考え・生き方を知る」という点を主な狙いとして行われた今回の見学会で、4組に分かれて各所を巡った生徒達は、あらゆるものに真剣な眼差しを注ぎ、思いがけない体験に感嘆し、終始楽し気な様子でした。

<国立研究開発法人情報通信研究開発機構(NICT)にて>
NICTでは、ワイヤレスネットワーク研究センターや研究室の紹介に続き、ローカル5G映像伝送やロボット、また物体の移動により変化する電波環境の可視化についてのデモンストレーションが行われました。透明な遮音壁と巨大な電子モニターで区切られた2部屋に分かれて入った生徒達は、遅延することなく映されるモニターの真裏にいるクラスメイトの映像・音声に驚き、モニター越しのジャンケンを楽しんでいました。

NICTでの見学の様子

<株式会社ニフコにて>
ニフコのショールームでは、同社が製造する工夫を凝らしたプラスチック部品が、車のエンジンルームや内装、引き出しや引き戸等に使用され、高級感を生み出し使いやすさを左右しているという説明に、生徒達は深く感心した様子で聞き入り、実際の動きを体験しては静かな驚きの声を上げていました。

ニフコでの見学の様子

<YRPセンター1番館/YRP無線歴史展示室にて>
YRPホールではYRPの全体紹介と研究者という職業についての説明があり、YRP無線歴史展示室では日本における無線通信技術の研究開発の歴史が横須賀と深くかかわっていることが伝えられました。電子ライターとコヒーラを使った電波の受信実験が生徒達に大人気でした。

YRPの概要紹介
YRP無線歴史展示室の見学
コヒーラを使った電波受信実験

振り返りの時間には当社職員も同席しました。生徒達からは、
・横須賀には特徴があまり無いと思っていたけど、歴史を学んだことでYRPという誇れる場所があると言えるようになった。
・NICTではロボットの操作や、電波の様子を見る機械等を通じて、無線と情報通信を楽しく知ることができた。
・ニフコで、世の中の色々なところに使われているプラスチック部品を見せて頂き印象的だった。自分たちの生活が快適となる工夫がたくさんあった。
といった嬉しい感想が寄せられました。

生徒達からは更に、「皆さんは何のために働いているのですか?」という核心を突いた質問もあり、これに対しては、「横須賀に生まれ、横須賀に育ったので、横須賀という場所に恩返しをしたいという思いをもってYRPで仕事をしている」と答えると生徒達は感嘆した様子で拍手をしていました。

見学会終了後、先生方からは、生徒達の顔がこんなにもキラキラと輝く姿が見れてよかった、こんなに質問をするとは思わなかった、貴重な機会をご提供くださった皆様に心からの感謝をお伝えしたいとのコメントがありました。本件の実現にあたりご協力を賜りました関係者の皆様に改めて厚く御礼を申し上げます。