YRP進出企業・研究機関のご協力により、今年初めて実現した横須賀市市民大学の一講座「YRPの新世界見学!無線技術の拠点に新たな産業が集うYRP!」(全6回)。その第2回が、2023年10月25日(水)に、日本エア・リキード合同会社を会場として開催されました。

世界各国から研究者が集まる同社の多様性を表現する独特な形状

「産業用液体・気体の新技術」と題された第2回講座では、前半、同社の概要紹介に続き、食品ロスの削減に向けて同社が取り組む液体窒素を用いた食品凍結技術や、水素モビリティの規模拡大に向けた取り組みと課題等が紹介されました。

ファシリティマネージャー 長沢様による概要紹介
産業ガス事業本部 外尾様による食品凍結についての講義(オンライン)
水素エネルギー事業本部 尾濵様による水素モビリティについての講義

後半は、受講生の皆様が楽しみにされていたサイトツアーが行われ、用途により異なる食品冷凍用フリーザーの見学、超低温技術により液体状となった窒素と酸素の特性を伝える実験、また、同社の研究者の方々が活動されるラボスペース等の見学が行われました。

左手前が液化窒素、右奥が液化酸素。純度の高い液化酸素は青色に見える。

受講者の方の中には専門的な知識をお持ちの方も多く、研究者の皆様に熱心に質問をされる様子があちらこちらで見受けられました。また、「日頃、この建物の横を通ることがあっても、どのような研究・活動をしているところなのかわからなかったのでとても面白かった」といったご感想も聞かれました。この度の講義に際し、多大なるご協力を頂きました日本エア・リキード合同会社の皆様に心より感謝申し上げます。