2024年3月23日(土)
ヴェルクよこすか(勤労福祉会館)

YRPセンター1番館1F正面玄関を入って右手にあるYRP無線歴史展示室
2014年の設立から今年で10年が経ち、それを記念し「YRP無線歴史展示室10周年記念講演会:通信の聖地、横須賀を語る」をヴェルクよこすか(勤労福祉会館)で開催しました。
まず初めに、横須賀開国史研究会会長で郷土史家の山本詔一様に登壇いただき、ペリーの浦賀来航によりもたらした日本の電気通信をきっかけに、横須賀が「通信の聖地」として発展してきたことについてお話いただきました。
株式会社横須賀リサーチパーク 無線歴史展示室室長 太田現一郎より、「通信の聖地」として歩みを進めてきたことを背景に横須賀リサーチパーク(YRP)が設立されたこと、そして、YRPで進められてきた研究開発の事例や功績などを説明しました。
多くの参加者から、横須賀が通信と切っては切れない縁があること、そして、歴史的背景によりYRPが出来たことを初めて知り、横須賀の素晴らしさを改めて痛感したといったお声をいただきました。
続いて、先人たちの功績を引き継ぎ、未来に向け歩みを進めている学生の皆さんに発表をしていただきました。
まずは、神奈川県立横須賀高校を卒業し、現在は明治大学大学院で研究をしている瀧川マリアさん。
無線通信と出会い、現在大学院で日々進めている次世代の無線通信方式をとても分かりやすく発表いただきました。
次は神奈川県立横須賀高校の現役高校生。
学業とは別に、自ら研究テーマを決め2年かけて取り組んできたその成果を発表いただきました。
いずれも、非常に柔軟な発想と高校生とは思えないレベルの高さ、そして、溌溂とした発表に対し、多くの賞賛の声が寄せられました。
最後の講演は、横須賀市消防局様と株式会社横須賀リサーチパークユビキタスネットワーキング研究所 部長 新堂克徳より、ICT技術による救急医療活動の高度化の取り組みについて発表いただきました。
一分一秒を争う救急活動にICT技術を導入し、市民の大切な命を守ろうという横須賀市消防局様の取り組みは、参加者の多くが横須賀市民ということもあり、非常に関心が高く、今後の更なる取り組みへの期待が高まっておりました。
全体を通じて
・横須賀の歴史を改めて知る良い機会になった
・横須賀の凄さを改めて感じた
・若い人が頑張っているので未来も楽しみ
といったお声をいただくことが出来ました。
冷たい雨が降る中、多くの皆様にご参加いただきましたこと改めてお礼申し上げます。
YRP無線歴史展示室は、企業・機関・学校関係、そして一般の方にもご覧いただける展示室となっております。
是非、足を運んでいただければ嬉しいです。

横須賀開国史研究会会長・郷土史家 山本詔一様

株式会社横須賀リサーチパーク 無線歴史展示室室長 太田現一郎

明治大学大学院 瀧川マリア様

神奈川県立横須賀高校 学生の皆さん

横須賀消防局 菅野孝一朗様・株式会社横須賀リサーチパークユビキタスネットワーキング研究所 部長 新堂克徳

ミニ展示コーナー

その他