第1回 株式会社ニフコ様

YRP(横須賀リサーチパークの略)は三浦半島の中心部に位置し、1997年に開業、情報通信分野のサイエンスパークとして発展を遂げてきました。特に近年は、情報通信分野だけでなく多様な業種の企業・機関の皆様もYRPに進出し、様々な活動を行い、「新たな価値を生み出す場」に相応しい活躍が進みつつあります。
 本シリーズでは、進出した企業・機関の皆さまにインタビューをさせていただき、YRPを選んだ理由、YRPの魅力、感じることなどを率直に語っていただきました。このシリーズを通じ、YRPのことをもっと知っていただき、YRPへご関心を持っていただき、更には活動の場をYRPに求めてみよう、という気運が高まれば幸いです。

(右)常務執行役員 Life Solutions Company  Company President 小泉 昌史様
(左)Life Solutions Company コネクテッドビジネスユニット ビジネスユニット長 中村 髙章様
会社HP: https://www.nifco.com/

YRPでの事業開始はいつですか?

2013年に技術開発センターを開設し、2年後の2015年に本社機能をYRPに移しました。

YRPで進めている事業についてお聞かせ下さい

我々の本流である自動車向けプラスチック製品の開発や設計はもちろんですが、私が所属しているライフソリューションカンパニーという名の通り、生活に関連する色々な課題や問題を解決するための製品の設計を、ここYRPで進めています。ニフコのパーパスである「小さな気づきと技術をつなぎ、心地よい生活と持続可能な社会を創造する」に基づき、誰も入り込んでいないニッチな領域にフォーカスし、生活、住宅、家電、スポーツなど様々な分野へビジネスを拡大しています。

なぜYRPを選んだのですか?

創業者が色々と場所を検討していたのですが、先見の明を持っていたのでしょうね。情報通信は手段であり、その手段を小さな気づきと組み合わせることで化学反応を起こし、大きな変革を起こせるのではという閃きというか、感覚があって、YRPを選んだのだと思います。

進出する前に想像していたYRPと、進出してきた後で、印象は変わりましたか?

特に大きく印象が変わったということはないですね。YRPは、不便という印象があるようですが、私としてはあまりそう感じたことはないです。気候が温暖ですので、冬に雪を心配する必要がないですし。

YRPに進出してよかった点はどこですか?

企業規模や業種を乗り越えた形で、他社と共創して様々なプロジェクトに取り組むことが出来るのは、YRPだからこそだと強く感じています。我々の本社が戸塚にあった頃には、考えられなかったことです。横須賀市・YRP推進協会、(株)YRPが、YRP全体の活性化に取り組まれ、我々のような情報通信以外の分野の企業もYRPで活動をしやすいよう、色々な形でサポートをしてくれています。そのため、ちょっと相談すれば、すぐに関係者を紹介してくださり、そして「場(フィールド)」を設定してくれる。こんな環境はなかなかないとつくづく思っています。そしてYRPに進出していなければ、情報通信は全く縁がなく、新しい気づき、アイデアは生まれなかったと実感しています。

YRPに今後何を期待しますか?

先ほど申し上げた「場(フィールド)」の提供を、これからも続けていただきたいと思ってます。このような場があることで、情報通信分野以外の業種がYRPで色々な活動をすることが出来るので、是非それはお願いしたいですね。
また、横須賀発・YRP発となるものを、我々含めみんなで取り組んでいき、発信していけたらと思っています。

最後に一言お願いします

YRPは、情報通信以外の業種でも活動しやすく、チャレンジが出来る場所だと思います。どんなに小さなことでも良いので、自社の強みや、きらりと光るものに情報通信との親和性があるかも?と想像できる企業であれば、YRPは新たな価値を生み出せる良い場所だと思います。

会社名株式会社ニフコ(Nifco Inc.)
会社設立1967年2月13日
本社住所〒239-8560
神奈川県横須賀市光の丘5-3
会社HPhttps://www.nifco.com/