株式会社ブイ・テクノロジー様

株式会社ブイ・テクノロジー YRPイノベーションセンター アグリ事業本部
常務執行役員 天日 和仁 様
株式会社ブイ・テクノロジー様HP:https://www.vtec.co.jp/ja/index.html

YRPに進出されたのはいつですか

2022年8月です。

YRPで進めている事業等について教えて下さい

1階のクリーンルーム内での半導体製造装置の組立製造と調整、検査そして、クリーンルームに隣接する一般空調室では、フラットパネルディスプレイの製造装置の評価試験などを行い、2階の一般空調の準備室では、レーザーの開発や電装盤やユニット製品の組立を行ってます。
そして最上階3階では自動開閉屋根を設けた室内ビニールハウス内で最新農法によるミニトマトの栽培を行っております。

なぜYRPを選んだのですか?

当社初の自社工場の建設が決議された2020年8月くらいから候補地を探索し、神奈川県内で22ヵ所の候補地から最終的にYRPを選択しました。
場所を選定するにあたっては
・本社が横浜市保土ヶ谷であることから、そこから通勤圏内にあること、超精密機械の組立、測定、  検査を行うため、近隣に交通機関はじめ振動源となる施設や設備がないこと
・BCP事業継続計画の観点からもハザード指定地域外であること(当ビルの海抜は69m)
・トマトを自然光で育成させるため、安定した日照時間を確保できること
をクリアできる場所であることが大きな条件でした。
YRPはこれらすべての条件が揃っており、更には、横須賀市の助成制度が非常に充実していること、誘致に対する熱意があったことが、YRPに決めた大きな理由となっております。
加えて、「数奇な出会い」も選択の理由となってます。
それは、我々の会社創立日とYRPのオープンが1997年10月と同じであったという点です。

また、当社社長の杉本が防衛大学校出身であり、横須賀にゆかりがあったことも大きな理由となりました。

進出する前に想像していたYRPと、進出してきた後で、印象は変わりましたか?

進出前はICTに特化した企業のみ誘致されているイメージでありましたが、当社がYRPに進出した時点ではすでに多種多様な業種の企業が進出されており、また、半導体関連企業として横須賀市からも熱烈な歓迎を受けました。

YRPに進出してよかった点はどこですか?

YRP野比駅からは2.4㎞と歩くには少し距離はあるものの、朝夕の通勤時間帯のバスは充実しており、車通勤の場合は、横浜横須賀道路の佐原インターから3.7㎞(車で約7分)と近く、交通の便は比較的安定していて、横浜本社からの交通アクセスが良い点です。物流の利便性も高いです。
最近は、海外からのお客様も多くいらっしゃるようになりましたが、羽田空港からYRPまでは京浜急行電鉄一本で来れるのは、非常に良い点だと感じております。
そして何より、横須賀市、(株)横須賀リサーチパーク、(一社)YRP研究開発推進協会が、YRPを多種多様な業種が集積するサイエンスパークに発展させていきたいという熱い思いで、様々なサポート体制を構築しているので、余計な気遣いをせずに、集中して仕事を進めることができているので、そういう点でもYRPに進出して良かったと痛感しております。

YRPに今後何を期待しますか?

ICT関連企業のみならず、多様な企業を誘致し、パーク内の企業間の相乗効果やコラボレーションが活性化することを期待します。
加えて、多種多様な業種が集積し、それに伴い、就業者や海外からのお客様も増えつつある状況ですので、仕事以外での環境整備(レストランや宿泊施設)の充実化を進めていただきたいと思っております。

最後に一言お願いします

企業誘致及びパーク内企業間の友好に非常に熱心で、横須賀市の情熱を非常に感じます。株式会社横須賀リサーチパークはじめ、横須賀市、横須賀商工会議所などの関連機関が非常に友好的、協力的で安心して事業に取り組める環境にあると思います。