2024年7月10日、横須賀市役所で行われた記者会見にて、学校法人中央医療学園(以下、「中央医療学園」)が旧NEC YRP技術センターの土地建物を取得し、2027年4月に「(仮称)中央医療大学」を開校予定であることが発表されました。記者会見に臨んだのは上地克明 横須賀市長、中央医療学園 森重美三男 理事長、株式会社横須賀リサーチパーク(以下、「(株)YRP」)代表取締役社長の鈴木茂樹の3者。同学園は、東京都内に60年余に及ぶ歴史を有する中央医療技術専門学校を開設されており、この度の決定により、長年にわたる同校の大学化の構想が横須賀・YRPの地で実現することとなります。

進出の決め手となったとして同学園が挙げられたのは、横須賀市の豊かな自然とYRPの静穏な学習環境、都心からのアクセスの良さ、学生にとっての暮らしやすさ、また、将来的にYRP内をはじめとする横須賀市内の企業・研究機関や横須賀市との多様な連携が期待できるという各点です。

YRPでは2022年3月に、進出企業・機関・関係者が一体となり、2025年の将来像を定めた「YRPビジョン2025」を策定し、ビジョン内で定めた行動計画に基づいて各機関が連携し、YRPの振興・活性化を目指し推進してきました。「市域を支える人材育成のための大学誘致の推進」はその行動計画の一つとして掲げていたもので、今回はその成果となります。

(仮称)中央医療大学 完成予想図

多くの学生が集う教育機関がYRPに設置されることにより、YRPに賑わいが生まれ、企業・研究機関等との連携、イノベーションの創出による横須賀市の活性化、医療福祉の充実に繋がり、また、更には将来の横須賀を支えていく若い理系人材をより多く生み出す推進力となることが期待されます。学生の皆様をお迎えできるその日を関係者一同楽しみにお待ちします!

なお、本件の詳細につきましては、横須賀市公式ウェブサイト掲載の市長記者会見資料をご参照ください。

左から、上地克明 横須賀市長、中央医療学園 森重美三男 理事長、(株)YRP 代表取締役社長 鈴木茂樹