10月17日(木)17時で申込を締め切らせていただきました。多くのお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。

次世代技術の最前線を探る「生成AI、サイバーセキュリティ、メタバース」をテーマにした講演会です。
本講演会では、それぞれの分野における専門家に登壇いただき将来展望などを講演いただきます。
これからのデジタル社会を見据えた知識を深める絶好の機会です。
上記に加え、YRP進出大学研究室による研究成果発表なども聴講いただけます。皆様のご参加をお待ちしております。(全講演無料)

大好評につき座席数を増加しました!

事前申込み講演は定員100名(先着順)/申込受付は8月19日(月)10:00~

※プログラムの内容は, 予告なく変更になる可能性がございます
※オンライン配信はございませんことご了承願います。

基調講演  
11:00~11:45 多様性とAIが導く未来のビジネス戦略            
落合陽一氏
筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター長/准教授

超AI時代における多様性の重要性と、AI技術を活用した新しいビジネスモデルの構築方法を探る。多様な視点が生み出すイノベーションについて議論します。

【プロフィール】筑波大学でメディア芸術を学び、東京大学大学院学際情報学府にて博士号取得。現在、筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター長/図書館情報メディア系准教授・ピクシーダストテクノロジーズ(株)CEO。 応用物理、計算機科学を専門とし、研究論文は難関国際会議Siggraphなどに複数採択される。令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰、若手科学者賞を受賞。 計算機と自然の融合を目指すデジタルネイチャー(計算機自然)を提唱し、コンピュータと非コンピュータリソースが親和することで再構築される新しい自然環境の実現や社会実装に向けた技術開発などに貢献することを目指しています。

講演1 
13:00~13:40 サイバーセキュリティーの最前線と未来 
笠間貴弘氏
国立研究開発法人
情報通信研究機構
サイバーセキュリティ研究室
室長 

【概要】IoT・生成AI・デジタルツインなどの最新技術の進化が私たちの生活を大きく変えていく一方で、サイバー攻撃も日々進歩しながら我々の身近に差し迫った脅威として存在しています。しかしながら、サイバー攻撃の被害がメディア等で盛んに報じられていても、普段の生活の中で目に見えないサイバー攻撃を自分事として意識することは稀かもしれないです。
そこで、本講演では、情報通信研究機構で日々観測しているサイバー攻撃の現状を皆さんと共有し、我々が実施している最新のサイバーセキュリティ研究成果や、国内の脆弱なIoT機器対処の取組について紹介します。

【プロフィール】国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティ研究所サイバーセキュリティ研究室 室長。博士(工学)。2011年にNICTに入所以来、一貫してサイバーセキュリティ分野の研究開発に従事。サイバー攻撃観測・分析、マルウェア解析、IoTセキュリティ等を専門分野とし、インシデント分析センターNICTERやWeb媒介型攻撃対策プロジェクWarpDriveなどの各種研究開発プロジェクトに加え、2019年より日本国内の脆弱なIoT機器対処プロジェクトNOTICEを牽引。2011年情報処理学会山下記念研究賞、NDSS2019 Distinguished Paper Award等を受賞。

講演2
14:00~14:40 街をスマート化する生成・AIと人の共生    
中澤仁氏
慶應義塾大学 環境情報学部
政策・メディア研究科 教授 

【概要】言葉を話したり、綺麗な映像を作り出したりすることのできるAIが次々に開発される中で、そうした生成AIや、生成ではない普通のAIに人の仕事が奪われてしまうことの懸念がよく聞かれるようになってきました。街をスマートにするために生成・AIにどんなことができるのか、またはどんなことをしてもらうべきなのか、そのとき人の生活はどのようになるのか。このようなことに触れながら、人と生成・AIが共に生きる未来を考えます。

【プロフィール】2003年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。2019年より慶應義塾大学環境情報学部教授。街に埋もれて見えない無限の情報を採集するのがライフワークの一つ。ユビキタス・モバイルコンピューティング、センシングシステム、ディペンダブルシステム、スマートシティ等の研究に従事。

海外講演 
15:00~15:30 Mapping the Future of Global Investment ※言語は英語(通訳付き)    
Mr. Walid Farghal
AIM Congress
Director General 

【概要】2023年末にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催されたCOP28 (28回気候変動枠組条約締約国会議)後、化石燃料から具体的に移行を進めるためにアラブ首長国連邦国内では積極的にCO2削減に取り組み始めています。
本公演では、アラブ首長国連邦国内の現状と機会について紹介をします。

※英語での講演(通訳付き)

【プロフィール】アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを拠点とし、2009年から15年にわたりAIMの事務局長を務めています。AIMはGCC加盟国、アフリカ、欧州、欧米と幅広くネットワークを構築しており、毎年アブダビ首長国政府と共催で開催するAIMの年次イベントでは欧州・欧米・中東・アフリカ諸国から175ヶ国以上の国々がアブダビに集まり、中東諸国のハブ的機能 として企業活動の促進やサポートを行っております。

横須賀市産学官交流センター入居大学発表  15:40~16:10           

名古屋大学
【発表タイトル】多様な形態のRealityを安心・安全に繋ぐ現実際技術とその応用
【概    要】
現代では、人々が体験する現実が多様化しているため、それらをどのように安心・安全に繋ぐかが重要な課題です。本発表では、物理空間や仮想空間にそれぞれ存在する現実を表現し、共有可能にするInter-Reality(現実際)技術の紹介と実社会応用への展望を示します。

信州大学
【発表タイトル】中山間地域における次世代IoTデジタルインフラ及びサービス創出
【概    要】

信州大学における次世代長距離通信技術を使った山岳エリア・地域課題解決に向けた研究開発・社会実装の取組について紹介します。また、信州大学は教育機関・地方公共団体や企業が一体となりデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進するための組織として「信州DX推進コンソーシアム」の活動内容について紹介します。

湘南工科大学
【発表タイトル】量子コンピューティングを用いる微分方程式の解法について
【概    要】

電子情報通信学会会誌2024年9月号「量子コンピュータにおける回路とシステム」に掲載される解説論文“量子コンピューティングを用いる微分方程式の解法について”の重要なトピックについてや、当日CEATEC2024幕張メッセに出展中の“飛行型ドローンの制御技術”に関して、現地ブースからオンラインで紹介します。

講演3 
16:20~17:00 安心・安全なメタバースの実現に向けて-総務省の取組を中心に
山野哲也氏
総務省 情報流通行政局
参事官 

【概要】総務省では、今夏に「安心・安全なメタバースの実現に関する研究会」報告書をとりまとめる予定です。同報告書の内容に沿って、事業者(メタバース関連サービス提供者)の皆さま等を対象に策定するメタバースの原則を中心にご説明するとともに、メタバースの市場動向等を含む最近の話題、メタバースに関する技術動向、ユースケース等の利活用事例のほか、メタバースの国際的な議論の状況等についてもご紹介します。

【プロフィール】1998年、郵政省(現・総務省)入省。これまで、主に、電波の有効利用、電気通信事業、放送技術に関する政策のほか、最先端の情報通信技術の研究開発や標準化の推進などを担当。直近では、総務省国際戦略局技術政策課企画官、研究推進室長、デジタル庁参事官などを経て、2023年7月より現職。現在は、AIやメタバースなどの先端技術に関する幅広い事項を担当。その中で、安心・安全なメタバースの実現に向けた検討など、中長期的な視点に立った取組も推進中。