2023年12月12日(火)、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催するさくらサイエンス・ハイスクールプログラムにより、アジア・アフリカ圏内の5か国の高校生・引率者を主とした一行125名がYRPを来訪されました(高校生の国籍と人数:インド 64名、中国19名、エジプト5名、ケニヤ5名、南アフリカ5名)。同プログラムは、海外の優秀な高校生達に、JSTが用意する1週間の研修プログラムに参加してもらうことにより、日本の大学・研究機関や企業が必要とする優秀な人材の育成に繋げ、ひいてはグローバルな科学技術の発展に貢献することを目的とした取り組みです。

今回の一行のYRP来訪は、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)ネットワーク研究所ワイヤレスネットワーク研究センターによる研究内容の紹介を目的としたもので、当社からもこの機会にYRP及び横須賀と無線通信の歴史について概要を紹介しました。

来訪記念の集合写真

NICTネットワーク研究所ワイヤレスネットワーク研究センターからは3名の研究者の方々がそれぞれの研究内容について紹介を行いました。

“Impulse Radio Ultra-Wideband (IR-UWB) and Its Application”
Dr. Huan-Bang Li, Chief Senior Researcher
“Deep Learning-based Radio Estimation for Beginners”
Dr. Pyo Chang-Woo, Senior Researcher
“Development of Radio Channel Model for Wireless Emulator”
Dr. Haniz Azril, Researcher

今回は特にICTに関心を持つ高校生が多く参加していたこともあり、質疑応答の時間帯には会場内から次々と真剣な表情で手を上げて質問をする高校生の姿が見られました。

質問をする高校生

説明中や質疑応答時には大人びた顔を見せていた高校生達も、集合写真の撮影時には一気にはしゃいだ表情に。撮影後には、NICTの研究者の方々にそれぞれに御礼を伝えられ帰路に就かれました。また、帰りがけには、当社がご紹介した横須賀市内各地の映像をご覧になった感想として、「とても素敵なところだと思いました。いつか再び来日する機会があったらゆっくりと横須賀を訪問してみたい」との嬉しい声掛けをしてくれる高校生も。いつの日か彼らの希望が叶う日が来ることを願ってやまない1日となりました。この度のご来訪にご尽力いただきました関係各位に心より御礼申し上げます。

参考: さくらサイエンス・ハイスクールプログラム