2025年6月3日(火)、矢崎総業株式会社の研修の一環で、同社のY-CITY(静岡県裾野市)に拠点を置く技術研究所裾野サイトの新入社員の皆様と同行職員の方々が無線歴史展示室を見学されました。

歴史のみならず6G技術についての解説も
YRP内には同技術研究所の横須賀サイトが開設されていることもあり、展示室長の太田からは、無線技術の歴史のみならず6G技術についての解説も行いました。また、無線通信技術史の解説に際しては、ご理解を深めて頂くべく、何点かの実験も交えて説明を行いました。

即座に「SOS」とのご回答が
展示室では、ペリーが日本に電信機を伝えたことから始まる日本での無線通信の開発の歴史に、横須賀が深く関わったこと等をご紹介しました。途中、太田が打電したモールス信号を聞いて「SOS!」と即座に回答される方も。時には笑い声も上がる等、終始和やかな雰囲気でご見学頂きました。

冒頭はYRPホールでの講義からスタート!

ご感想
後日、ご見学の皆様のご感想として次のような点をお知らせいただきました。
・無線通信の拠点として横須賀が選ばれた理由に、電波実験を妨害されることがない地形的な特長があったということを知ることが出来て良かった。
・過去の通信装置の実物を見ることができて良かった。
・通信の現状を、歴史だけでなく、装置の仕組みも含めて理解でき、興味を強く持つことができた。
・時間が短く感じるほどだった。大変興味深く、もっと見学し、お話を聞きたかった。
生憎の荒天の中でのご来訪でしたが、有意義な時間として頂けたご様子で何よりでした。今後もこうした形で展示室をご活用いただければ幸いです。

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